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なぜ、たった３５日で吃音を克服できたのか？
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子どもの吃音についてクラスで話し合う意味
子どもの吃音についてクラスで話し合う大切さ
子どもの吃音についてクラスで話し合う大切さは、親御さんの方がよく分かっているのだと思います。ただ、お子さんの成長と発達の現状を把握するためには、健診の機会を活かしてもらうことも必要です。定期的に歯科健診や眼科健診を受ける時に、担当の歯科医や眼科医が吃音児との関係について話してくれるように申し出ることもできますし、就学児健診で担当した担任から話してもらうなど、担任、学校、子ども達みんなで話題にしてもらうとよいでしょう。
保護者同士が会を開く機会がないのであれば、子ども達同士が保護者の間で話をする機会をつくることもよいでしょう。特に担任は日頃の学校生活での様子を把握してもらうという役目があります。
子どもの発育を把握することが担任の重要な役割で、お子さんが成長していくためのキーパーソンにもなります。担任と一緒に家庭の中で担任もサポートしていることを話してもらうのもよいでしょう。
クラスのみんなと吃音の話題で盛り上がったり、教室の中でもお互い気遣って発言できる雰囲気をつくったりする、担任との話し合いの機会を提供することを通して、安心して過ごせる安心できる担任との関係づくりをしていくことが大切です。
子どもの吃音についてクラスで話し合うポイント
子どもの吃音についてクラスで話し合うポイントは、みんなそれぞれの環境で生きているという感覚だと思います。我が家なら担任への報告や我が子の園での様子は、しっかり共有している関係なので、担任から「クラスで言うようにと」言われたら「そうね。クラスでみんなに影響があるの?」と、子どもの気持ちを優先して対応できました。
また私の話す言葉の中には「どもっていいんだよ」という気持ちを常に持っていました。たとえば、幼稚園で友達と遊んでいる時、先生が必要であれば、どもってもいいから、ちゃんと伝えなさいと、我が子にも話していました。
当然担任にも伝わり、クラスでの状況も知らせてくれるし、一緒に考えたり、意見を出す場面も出てきます。その時、自分が発した言葉が子どもにとってどんな意味を持つのか、言葉を発する時はいつも意識していました。
ひとりひとりの状況はどうであれ、私の中ではいつも「一緒のクラスにいるんだから、同じ苦労をしているよね。思っていることを話してみようね」という気持ちでいました。
なので、子どもとは必ず毎日、毎日自分の気持ちを話し合うようにしています。
子どもの吃音についてクラスで話し合うメリット
子どもの吃音についてクラスで話し合うメリットは、クラスの子どもたちに、自分が吃音であることを説明し、ひとりではないんだ、と話ができること、そして「自分も頑張ろう」という向上心を持つことだと言う。また、それは担任の先生にとっても大変嬉しいことに違いない。なぜなら子どもたちは自分の気持ちを素直に表現できるからである。また、子どもたちは、自分が他の子どもより変わった存在ではないということを知るきっかけになる。担任の先生にとっても子どもたちと関わっていく中で自分の存在が認められるだけでなく、子どもたちの成長ぶりに触れ、担任としてもうれしくなるだろう。
そして、吃音は人と違うものではなく、その人の個性なのだということを伝え、すべての児童が吃音を含む様々な言葉に戸惑い、悩む様子が見られるのが当たり前なのだということを伝えていくのである。言葉を発するたびどもることを気にしている子どもたちは、話すことに消極的になったり、緊張からいつも通りの発声ができなかったりする。
こういった子どもたちが、校内研修や教職員研修会に参加した際には、不安が消えて落ち着いた表情で話し、普段よりも堂々と発言するようになる。
