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子どもの吃音で意識的にどもらせる練習を行う
子どもの吃音で意識的にどもらせる練習を行う理由
子どもの吃音で意識的にどもらせる練習を行う理由は、大きく分けて2つあります。一つは、子どもの吃音が決して慢性的なものではないからです。改善するのに時間がかかる「吃音」について、子どもが不慣れな対応をしすぎるために、かえって日常生活に支障を来す状態になっていきます。親子ともにどもりが続くことで悩み苦しみ、成長していく必要のある子どもの吃音については、必ず治療が必要なのです。
また二つ目は、子どもが吃音に悩んできたことで身に付けた対応力、そして思考力や集中力を、吃音の回復と再発防止という学校生活を送るために応用していくことができるようになるからです。教師には、子どもの吃音の回復と再発防止のため、適切な配慮をしながらのどもりへの対応が求められます。
それを見極めるためにも、子ども自身が少しずつ練習することによって、子ども自身がどもりに対する意識を高め、吃音の回復と再発防止へと導くことができるよう、練習しておくことは有効な方法です。吃音を話すことが苦手と感じている子どもの多い小学校や中学校では、とくに具体的な練習指導が有効です。
子どもの吃音で意識的にどもらせる練習を行うポイント
子どもの吃音で意識的にどもらせる練習を行うポイントは、どもることは悪いことという感情を抑制するということです。例えば、あなたが道を歩いていて、突然、後ろから来た車にぶつけられたとします。その際、ぶつけられたといっても、落ち込む必要はなく、「ぶつけられてしまった。
どうしよう」と思うだけです。ぶつけられたからといって、決して、恥ずかしい話ではありません。それは、車の運転手もわかっています。あなたが本当に伝えたいことは、「私は今交通事故にあった。これからどうなるのだろう、私がどうしようとしているか、想像してみなさい」ということなのです。子どものどもっている原因がそのあたりでわかってきます。
その感情さえ抑えて、子どもはどもるのではなく、どもっていいのだと教師や親ができるだけ落ち着いて、子どもに接していくことです。不安にならず、心を落ち着かせてください。また、子どもができないことがあっても叱らないことです。多くの人の前で発表する機会を与えてください。学校も一つの社会です。多くの人は、子どもの吃音を問題視します。私の知っている中学生は、2回連続で発表ができませんでした。しかし、私は、子どもはどもっていいのだ、ということを何度も言ってきました。
子どもの吃音で意識的にどもらせる練習のメリット
子どもの吃音で意識的にどもらせる練習のメリットは、吃音の場合癖になりやすいので、意識してどもらないようにする習慣にしましょうという指導を行う医師は非常に多いので、医師やカウンセラーの指導に従えば、どもりの癖がつくことは防ぐことが出来ます。また吃音の癖がつくということは、将来も吃音が治らないという可能性もあるということです。医者やカウンセラーや吃音専門家の言うことはしっかりと耳を傾けましょう。
そして、吃音の癖をなるべくつけないようにしなければ意味はありません。吃音の癖をつけてしまうと、その分どもりが更に悪化する可能性がありますので注意しましょう。
吃音で意識的にどもらないようにするための練習として、一日に500語~1000語くらい話す練習をするやり方がありますが、この練習はきちんと正しいやり方を身につけた人と、間違ったやり方をしてしまっている人とでは、実践効果が全く変わってくるので注意しましょう。一日に500語くらい話す練習をしたら、必ずそれを改善するようにしましょう。
何度も言うように吃音矯正で一番大切なことは、吃音癖をつけてはいけません。